堀内誠一 旅と絵本とデザインと

1.展覧会について

雑誌のアート・ディレクターとして、また、絵本作家として、多彩な創作活動を繰り広げた堀内誠一。 本展では、幼少期から晩年に至るまでの足跡をたどり、「旅」・「絵本」・「デザイン」の3領域にまたがる創作活動の全容を、約200点の作品・資料によってご紹介します。

堀内誠一略歴
1932年 東京・向島に生まれる。父は図案家で、幼少期より多くの絵本やポスター、映画に親しむ。
1947年 14歳で新宿伊勢丹百貨店宣伝課に入社。ウィンドウディスプレイや催事デザインを手がける。
1957年 アド・センター設立に参加。
1958年 最初の絵本『くろうまブランキー』(伊東三郎訳、福音館書店)を出版。
1959年 『週刊平凡』(平凡出版・現マガジンハウス)創刊。
アド・センター企画「ウィークリー・ファッション」のアート・ディレクションを担当。
1960年 はじめてのヨーロッパ旅行。約半年に渡り各地を巡り歩く。
1964年 『平凡パンチ』(平凡出版)創刊。「パンチ・メンズモード」ページのアート・ディレクションを担当。
1965年 『ぐるんぱのようちえん』(西内ミナミ作、福音館書店)出版。
1968年 『血と薔薇』(責任編集、天声出版)創刊。アート・ディレクションとロゴデザインを担当。
1969年 アド・センターを退社し、フリーランスとなる。
1970年 『アンアン』(平凡出版)創刊。アート・ディレクションとロゴデザインを担当。
1974年 〜1981年 家族とともにパリ郊外アントニーに移住。
多くの絵本やエッセイを発表する傍ら、パリを拠点に各地を旅した。
1980年 『ブルータス』(平凡出版)創刊。アート・ディレクションとロゴデザインを担当。
1987年 下咽頭癌のため死去。享年54歳。

2.展示構成

  • 旅
  • パリの名所絵地図 1980年 「アンアン」第259号(平凡出版)掲載

イラストとエッセイで綴られた旅の案内―『パリからの旅』『堀内誠一の空とぶ絨緞』の原画をはじめ、スケッチで彩られた友人知人宛のアエログラム(航空書簡)、旅先で撮影された写真、各地で買い求めた郷土玩具などを展示。

絵本
  • マザー・グースのうた 挿絵原画 1975年(訳/谷川俊太郎、草思社)
  • ぐるんぱのようちえん 1965年 (作/西内ミナミ、福音館書店)※本作の原画は、会期中前後期にわけて展示替えを行います。詳細はお問合せください。

『ぐるんぱのようちえん』『くるみわりにんぎょう』『マザー・グースのうた』『秘密の花園』『ちのはなし』などの原画を展示。『絵本の世界 110人のイラストレーター』に掲載された貴重な絵本を展示し、絵本史の紹介者としての側面も紹介。

  • 「アンアン」第6号表紙 1970年(写真/立木三朗、平凡出版)
  • デザイン

    『ロッコール』『血と薔薇』『アンアン』『ブルータス』などの雑誌アート・ディレクション、グラフィック・デザインの仕事に加え、装丁を手がけた書籍・写真集、1950〜60年代の「アド・センター」時代の仕事を紹介。

3.関連イベント

堀内さんの「旅」
  • 【日時】

    7月11日(土)14:00〜15:30

  • 【出演】

    巌谷國士
    (仏文学者・旅行作家・明治学院大学教授)

「堀内さんの絵本」
  • 【日時】

    8月8日(土)14:00〜15:30

  • 【出演】

    スズキコージ(絵本画家)、
    土井章史(トムズボックス代表・絵本編集者)

「堀内さんの雑誌づくり」
  • 【日時】

    8月29日(土)14:00〜15:30

  • 【出演】

    石川次郎(エディトリアルディレクター)、
    幅允孝(BACH代表・ブックディレクター)

トークイベントの会場/参加方法
  • 会場

    1階文学サロン

  • 料金

    1000円
    (展覧会入場券付き、中学生以下は無料)

  • 定員

    150名

  • 参加方法

    当日11:00より1階ロビーにてチケットを発売

紙芝居
  • 堀内さんが描いた紙芝居を実演します。
  • 【日時】 8月1日(土)
    11:00〜(約30分)「したきりすずめ」(脚本/松谷みよ子、絵/堀内誠一)
    13:00〜(約30分)「こぶたのまーち」(作/村山桂子、絵/堀内誠一)

  • 【演者】 大月ひかる(紙芝居師)

  • 【会場】 1階文学サロン

  • 【料金】 無料/各回先着80名

  • 【参加方法】 直接会場へお越しください。

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