星新一展

1.展覧会について

「ボッコちゃん」「おーい でてこーい」など、かつて子どもだった〈あなた〉が、心躍らせて読みふけった星新一の本。そして、おとなになった〈あなた〉から、未来へと手渡されていく星新一の本。幾世代にも愛され、読み継がれている作家、星新一とは、いったいどんなひとなのでしょうか。

  • 文庫の子どもたちに語り聞かせると、抜群に人気があったという“The Five Chinese Brothers”(のちに「シナの五にんきょうだい」として和訳刊行)

    写真提供:新潮社

  • 今も新しい読者を獲得している文庫本の数々

    今も新しい読者を獲得している文庫本の数々

  • 幼少時の「親一」と家族

    幼少時の「親一」と家族

  • 祖父・小金井良精の胸像の前で。1971年

    祖父・小金井良精の胸像の前で。
    1971年

東京大学大学院(農学部)在学中、父の急逝により会社を受け継ぐものの、悪化していた経営状況により会社を手ばなしました。その後、執筆活動を本格的に開始し、日本SF文学の旗手として脚光を浴びることになります。

SF作家として意欲的に作品を書き続けた星新一は、「ショートショート」という、時代・風俗を特定せず、エッセンスを凝縮して読者の想像力を喚起させる独自のスタイルを確立し、前人未踏の1001話を達成します。

  • 「ボッコちゃん」を発表した頃。32歳

    「ボッコちゃん」を発表した頃。
    32歳

  • 「星新一」の筆名で執筆活動を開始した同人誌「宇宙塵」関連資料(一部)

    「星新一」の筆名で執筆活動を開始した同人誌「宇宙塵」関連資料
    (一部)

[博士とロボット]パンタグラフ
NHK『星新一ショートショート』より
原作:星新一「博士とロボット」
(角川文庫『きまぐれロボット』所収)
(c)NHK、テレコムスタッフ 協力:ディレクションズ

また星新一は、私たちが迎えている現代の社会を、まるで預言者のように鋭く描いている作家でもあります。現在のネット社会を予見するような過剰なまでの情報化社会、ヒトとロボットが共存する生活…。私たちが今、星新一を読むということは、現在を深く知り、その先の未来を想像しながら、五感をフルにはたらかせて作品と向き合うことではないでしょうか。

星新一とは、歴史と現在を見据え、未来をともに生き続けていく作家なのです。

本展は、没後10年以上を経てなおゆるぎない人気の星新一、初の展覧会です。自筆原稿や創作メモ、愛用品など約300点で、作家・星新一の素顔と、その作品世界を紹介します。星新一作品から発する大きなエネルギーを存分に受け取り、〈あなた〉の未来を描く力にしていただきたいと思います。

  • アイデアを記した構想メモの断片(一部)。(写真提供:新潮社、撮影:坂本真典)

    アイデアを記した構想メモの断片(一部)。(写真提供:新潮社、撮影:坂本真典)

  • 代表作「ボッコちゃん」の下書き(写真提供:新潮社、撮影:坂本真典)

    代表作「ボッコちゃん」の下書き
    (写真提供:新潮社、撮影:坂本真典)

2.展示構成

4月29日(木・祝)14時〜15時

オープニング記念対談 「星新一から受け継いだもの <プレッシャー>のゆくえ」

星新一次女・星マリナさんと、ショートショートスタイルを受け継いだ江坂遊さんが、星との楽しい思い出や、作家の知られざる素顔について、縦横無尽に語り尽くします。

出演:星マリナ(星新一次女)×江坂遊(作家)
参加費:1,000円(展覧会観覧券つき) / 事前申込みによる抽選150名

電話申し込みに切り替えました。参加希望の方は下記までお電話ください。
Tel / 03-5374-9111

  • 星マリナ
    星マリナ
  • 江坂遊
    江坂遊

4月30日(金)18時30分〜19時30分

記念座談会 「弟子として、編集者として、読者として」

『星新一 一○○一話をつくった人』(新潮社)の著者である最相葉月さんが、星に才能を見い出され作家活動を開始した新井素子さん、星が信頼を寄せた編集者の加藤和代さんに、読者代表として作家との思い出をうかがいます。

出演:新井素子(作家)×加藤和代(元新潮社編集者)×最相葉月(ノンフィクションライター)
参加費:1,000円(展覧会観覧券つき) / 事前申込みによる抽選150名

電話申し込みに切り替えました。参加希望の方は下記までお電話ください。
Tel / 03-5374-9111

  • 新井素子
    新井素子
  • 加藤和代
    加藤和代
  • 最相葉月(c)shinchosha
    最相葉月(c)shinchosha

5月15日(土)14時〜15時

記念レクチャー 「ヒューマノイドロボットって何?―星新一を読むヒント」

「人間型ロボットを研究することで人間を解明できる」と話す、ヒューマノイドロボット研究の第一人者・高西先生のレクチャーから、星新一作品に描かれるヒトとロボットの未来を探ります。

講師:高西淳夫(早稲田大学教授)
参加費:無料/当日先着150名 13時30分開場

  • 高西淳夫
    高西淳夫
  • 最新研究の7つの感情を全身で表現する「KOBIAN」
    最新研究の7つの感情
    を全身で表現する
    「KOBIAN」

5月23日(日)14時〜16時

ワークショップ(部活) 「ロボぐるみ(犬のロボット)を作ろう」

ニューヨーク・ソーホーでも個展を開催し、今、全世界で注目される手芸集団「押忍!手芸部」によるワークショップです。星新一作品でおなじみのロボット!展覧会の記念に、宇宙に1つしかない動く犬のロボット『ロボットぐるみ』をつくり散歩しましょう!

講師:押忍!手芸部 部長/石澤彰一 場所:2階講義室
参加費:1,500円(材料費を含む)/事前申込みによる抽選30名

  • ロボぐるみ
    ロボぐるみ

5月30日(日)14時〜15時

記念レクチャー「星新一の父・星一の仕事と生涯」

星新一に大きな影響を及ぼした父・星一の研究を長年続けてこられた三澤先生に、豊富な資料を見せていただきながら、星一の人物と仕事についてお話をうかがいます。

講師:三澤美和(星薬科大学教授)
参加費:無料/当日先着150名 13時30分開場

  • 三澤美和
    三澤美和

6月5日(土)14時〜16時

文学散歩 「星新一ゆかりの地を歩く−星薬科大学ほか」

星新一ゆかりの戸越銀座を散策し、父・星一が創立した星薬科大学を見学します。

場所:星薬科大学ほか 協力:星薬科大学
参加費:500円/事前申込みによる抽選30名

  • 星薬科大学本館
    星薬科大学本館

6月19日(土)・20日(日)各日14時〜15時

映画上映会 「花ともぐら」「ふしぎなくすり」「ようこそ宇宙人」「キツツキ計画」

ヴェネチア国際児童映画祭など数々の映画賞を受賞した「花ともぐら」ほか、星新一原作の4作品(各15分)を上映。アニメーション作家・岡本忠成による、様々な素材を用いた愛らしい人形アニメです。

原作:星新一 演出:岡本忠成
参加費:無料/当日先着100名 13時30分開場

  • 「花ともぐら」
    「花ともぐら」
    (c)(株)学習研究社 (c)(株)エコー

6月26日(土)14時〜15時

記念講演会 「星新一を読むということ―<科学>と<文学>をめぐる旅」

作家であり科学者である瀬名さんが考える、〈科学〉〈文学〉両方の世界を行き来する星新一作品の楽しみ方、メッセージの受け取り方などをお話しいただきます。

出演:瀬名秀明(作家)
参加費:1,000円(展覧会観覧券つき)/事前申込みによる抽選150名

  • 瀬名秀明
    瀬名秀明

6月18日(金)18時30分〜

記念座談会「ショートショートが小説の原点」

「星新一ショートショートコンテスト」で星新一と出会い、才能を見いだされたことで、現在プロ活動を行うことになった小説家たちによる座談会です。当時の恩師・星新一の想い出や、現在の創作活動についてお話をうかがいます。(サプライズ出演者も予定)

出演:井上雅彦(作家・《異形コレクション》監修者)、太田忠司(作家・近刊ショートショート 集『星町の物語』)、斎藤肇(作家・ショートショート専門誌『せる』編集長)
参加費:無料 / 当日先着150名(開場は18:00)

  • 太田忠司
    太田忠司
  • 斎藤肇
    斎藤肇
  • 井上雅彦
    井上雅彦

■事前申込み制のイベントは、各開催日の2週間前(必着)までに、往復ハガキに(1)イベント名(2)住所(3)氏 名(4)電話番号を記入し、当館「星展イベント」係まで。1枚につき1イベント。連名可。

■申込先住所
〒157−0062 世田谷区南烏山1−10−10 世田谷文学館

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価格:1,350円(税込)
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