30祭 やなせたかしシネマ
2025.8.30
アンパンマンの生みの親・やなせたかし(1919-2013)は、漫画家・詩人、絵本作家、イラストレーター、デザイナー、編集者など多彩な活動を繰り広げました。子どもから大人まで、あらゆる世代が楽しめる〈やなせ作品〉を原作とするアニメーション映画を2作上映します。
2005年に作家が来館して以来となる、20年ぶりの特別上映企画です。
上映作品(DVD上映)
『やさしいライオン』(1970/1998年製作)©手塚プロダクション
『ハルのふえ』(2012年公開)©やなせたかし/TMS
画像:映画『やさしいライオン』(1970/1998年製作)©手塚プロダクション
2025年8月30日(土)※各回とも当日先着90名
【1回目】10:50~12:10
【2回目】14:00~15:20
世田谷文学館 1階 文学サロン
当日各回先着90名
※上映時間の各30分前から入場整理券を配布します
乳幼児~一般
無料
●『やさしいライオン』リニューアル版
1970/1998年製作 24分41秒 カラー
©手塚プロダクション
【スタッフ】製作:手塚治虫 演出・美術:やなせたかし 製作担当:富岡厚司 ほか
【原作】やなせたかし
【あらすじ】
子どもを失った母犬ムクムクと、母を失ったライオンの赤ちゃんブルブルの交流をやさしく綴った、やなせたかし作の絵本をアニメ化した作品。母犬と子ライオンの心情を歌で表現するミュージカル・アニメーションです。
映画『やさしいライオン』(1970/1998年製作)©手塚プロダクション
●『ハルのふえ』
2012年公開 48分 カラー
©やなせたかし/TMS
【原作】やなせたかし
【スタッフ】監督:川又浩 脚本:島田満 作画監督:千葉源太 ほか
【あらすじ】
草笛と宙返りが得意なタヌキのハルは、森で人間の赤ちゃんを拾います。赤ちゃんにパルと名付け、育てることにしたハルは、その日から人間に化けて暮らし始めます。すくすくと成長し、ハルの真似をして草笛を吹き始めるパルでしたが、ある日有名な音楽家に笛の才能を見いだされ、勉強のために都会へ行くことに。
時が流れ、パルはフルート奏者として立派に成長。彼が森と自分を恋しがっていると知ったハルは、人間の姿で都会へと向かいますが……。
映画『ハルのふえ』(2012年公開)©やなせたかし/TMS
やなせ たかし
写真提供:やなせスタジオ
1919年、高知県出身(本名:柳瀬嵩)。東京高等工芸学校工芸図案科(現千葉大学)卒業後、東京田辺製薬宣伝部に入社。徴兵され復員後は高知新聞社で雑誌編集を担当。1947年上京、三越宣伝部を経て53年に漫画家として独立。舞台美術、作詞、ラジオ・テレビの構成も手がける。67年、「ボオ氏」で週刊朝日マンガ賞受賞。73年創刊の雑誌「詩とメルヘン」(サンリオ)の編集長を務めた。同年『あんぱんまん』(フレーベル館 月刊絵本「キンダーおはなしえほん」)発表。88年にテレビアニメ「それいけ!アンパンマン」放送開始、国民的人気を博する。作詞に「手のひらを太陽に」(1961)、絵本に『やさしいライオン』(フレーベル館、1975)ほか多数。2013年、94歳で永眠。
2025年4月より大規模展覧会「やなせたかし展 人生はよろこばせごっこ」(企画協力:世田谷文学館、企画制作:NHK財団)が開幕。東京会場は2026年6月30日から9月6日まで、世田谷文学館で開催を予定しています。
公益財団法人せたがや文化財団 世田谷文学館
世田谷区、世田谷区教育委員会
株式会社世田谷サービス公社
※どなたでもご参加いただけます。当日、直接会場にお越しください。上映時間の各30分前から入場整理券を配布します。
※ベビーカー置き場は上映会場のすぐ外側にあります。
※上映中は出入り自由ですが、他のお客様へのご配慮をお願いします。再入場の際は、受付に入場整理券をご提示ください。