企画展
2025年11月15日(土)~2026年3月8日(日)
世田谷文学館2階展示室
10:00~18:00
(展覧会入場とミュージアムショップの営業は17:30まで)
毎週月曜日(但し、月曜が祝休日の場合は開館し、翌平日休館)、年末年始(12月29日~1月3日)、館内整備期間
当日券 | 団体割引 | |
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一般 | 当日券・オンラインチケット1,000円 | 団体割引800円 |
65歳以上・大学・高校生 | 当日券・オンラインチケット600円 | 団体割引480円 |
小・中学生 | 当日券・オンラインチケット300円 | 団体割引240円 |
障害者手帳をお持ちの方 (ただし大学生以下は無料) |
当日券・オンラインチケット500円 | 団体割引400円 |
*割引料金は20名以上の団体割引と「せたがやアーツカード」等の割引料金です
*各種割引については、手帳など証明できるものをお持ちください
*障害者手帳をお持ちの方で大学生以下は無料になります
*障害者手帳をお持ちの方の介添え者(1名まで)は無料になります
*11月21日(金)は65歳以上観覧料無料
*11月29日(土)・30日(日)は観覧料無料
*2026年2月23日(月・祝)は観覧料無料
*窓口でのお支払は、現金・クレジットカードのご利用となります
*ほぼ全てのクレジットカードが利用可能ですが、スマートフォン等の非接触型ICカードや交通系ICアード、電子マネーを除きます
公益財団法人せたがや文化財団 世田谷文学館
一般財団法人ドナルド・キーン記念財団
株式会社ウテナ、東邦ホールディングス株式会社
世田谷区、世田谷区教育委員会
世田谷文学館 開館30周年記念
「世田谷線・100年間のものがたり」
2025年10月18日(土)~2026年3月31日(火)[予定]1階展示室
日本文学者・ドナルド・キーン(1922~2019)は、10代でアーサー・ウエーリー訳「源氏物語」と日本思想史を教える角田柳作と運命的に出会って日本・日本文化への深い関心を抱き、その後の長きにわたる研究生活を始めるとことになります。 2011年、東日本大震災後に日本への帰化を表明したドナルド・キーンの生涯は、まさに日本文化・日本文学とともにありました。
思い返せば、私が日本に来て、さまざまな刺戟を受けていたあの頃、日本文化は平安時代、元禄時代と比する黄金時代だった。 そんな時代に日本に来て、その後も日本で生活し、さまざまな人に会い、そして書く場所を与えられたことを、私は心の底から幸福だと思っている。 (『ドナルド・キーン自伝』より)
日本人以上に日本・日本文学を知り、その魅力を伝え続けたドナルド・キーンとは。「黄金時代」と語る彼が過ごした時代とはいったいどのようなものだったのか。この問いに挑むことは、日本に生まれた私たちが、これからのグローバル社会で生きていくための道標となることでしょう。 本展は、開館30周年の世田谷文学館において、ドナルド・キーンの偉業とともに、あらためて〈日本文学〉の魅力をお伝えするものです。
来歴
ドナルド・キーン(1922年―2019年) 日本文学研究者、文芸評論家。 1922年、アメリカ・ニューヨーク生まれ。 コロンビア大学名誉教授、勲二等旭日重光章、文化勲章受章。 1938年、16歳でコロンビア大学に入学。在学中、アーサー・ウエーリ訳の源氏物語や恩師となる角田柳作に出会う。 第二次世界大戦中、米海軍日本語学校で日本語を習得後、海軍語学将校として捕虜の通訳などを務め、沖縄戦にも従軍。 戦後、コロンビア大学大学院、ハーバード大学大学院で近松門左衛門など日本の古典作品を研究する。 1953年には京都大学大学院に留学。この間、生涯の友となる永井道雄や嶋中鵬二と出会い、谷崎潤一郎や川端康成、三島由紀夫など様々な作家の知遇を得る。 帰国後、コロンビア大学で教鞭をとり、1960年に教授となる。 日本とアメリカを往復する生活を送るが、2011年の東日本大震災をきっかけに日本国籍を取得、日本に永住する。 2019年、96歳で永眠。晩年まで精力的に活動し、古典から現代文学まで日本文学・日本文化をひろく海外に紹介した。 おもな著作に『百代の過客』『日本文学史』『明治天皇』『ドナルド・キーン著作集』など。