企画展

生賴範義《小松左京氏肖像》(「小松左京マガジン」第29巻表紙画)2008年

小松左京展―D計画―

10月12日(土)~12月22日(日)

「SFとは文学の中の文学である。そして、SFとは希望である」(小松左京『SF魂』)

『復活の日』『果しなき流れの果に』『日本沈没』『首都消失』ほか、圧倒的なスケールで描いたSF大作の数々で、絶大な支持を得ている小松左京(1931—2011)。作品は、徹底した取材・調査と膨大な知識・想像力によってつくられ、その迫力と高いエンターテインメント性に読者は圧倒され続けてきました。しかも作品に描かれている地球規模で起こる災害や世界の変化が、今、現実として我々の目の前にあらわれていることにも、驚異的と言わざるを得ません。
これらを生み出した小松左京とは、いったい何者なのか。
本展は多彩な資料をもとに、<小松左京>という壮大な<宇宙>に挑みます。

*「D計画」とは『日本沈没』の作中で遂行されるプロジェクト名。「D」はディザスター(disaster)=災害。人類と壮大な宇宙の関係性を追求し、自然災害や人類が引き起こす戦争など大いなる災いへの危惧を訴え続けた小松左京の〈文学〉こそ、〈D計画〉そのものであった。