setabun1203

文学を体験する空間「世田谷文学館」


イベント一覧


2019.10.27

連続講座「遠藤周作 神に問いかけつづける旅」

福田耕介「遠藤周作とフランソワ・モーリヤック―『テレーズ・デスケルー』の痕跡を追って」

カトリック作家である遠藤周作氏の小説には、揺ぎない信仰を堅く護りつづける人物は出てきません。歪んだ欲望や執拗な悪の誘惑に屈しそうになって、苦悩する人物がむしろ多数を占めています。人間は弱い葦にすぎないけれど、しかし考える葦であると認定したのはパスカルですが、遠藤氏が描きだすのは苦しむ葦、悩む葦であると言うことができます。そういう人物たちがどのようにして苦悩の深淵から浮上しようとするか、遠藤氏はその苦闘を見つめつづけた作家でした。
カトリックの信仰を基調とする遠藤氏の作品が宗教の枠を越えて、ひろい読者層に受けいれられているのは、信徒の苦闘する姿のなかに、あらゆる人間の魂に訴えかける力が秘められているからです。遠藤氏が昇天されてから二十二年あまり、生きる根拠を見出すのが難しい混沌とした現在の状況のなか、迫真的に訴えかけるその力はますます強化されていると思われます。
以上のような観点にもとづいて、世田谷文学館では遠藤氏の人と作品に親しみ、精通しておられる五人の講師を迎えて、連続講座を開催することにしました。五回の講座を通して、遠藤氏の遺された仕事から貴重な啓示が新たに発掘され、日本でおそらくはじめて本格的なカトリックの文学世界を築きあげた作家の全貌が、いっそう深く解明される機会が作りだせるにちがいないと期待しています。
世田谷文学館館長 菅野昭正


2019.11.09

小松左京展―D計画―関連イベント

どこでも文学館ワークショップ「もっと朗読を楽しもう ~プロの読み方を聞いてやってみよう~」

『宇宙人のしゅくだい』を朗読します。プロの指導のもと、本格的な朗読を体験しましょう。


2019.12.07

小松左京展―D計画―関連イベント

『日本沈没』(2006年版)トーク&上映会

2006年版の樋口監督、科学監修の巽さんによる記念トークイベントです。


2019.12.14

小松左京展―D計画―関連イベント

記念対談「誰も語らなかった小松左京」

コマケン(小松左京研究会)創設メンバーのとりさんと、とりさんから女版・小松左京の称号を得ているヤマザキさんによるスペシャル対談です。


2019.11.10

〈ほんとわ〉哲学カフェ

哲学カフェはくらしのなかにある正解のない問いについて、共に考える場です。
今回の対話のテーマは、「絵本」。
一冊の絵本を入口に、参加者が感じる「なぜ」や「どうして」を丁寧に掘り下げていきます。
子どもも大人も、いっしょに楽しく考えてみませんか?


2019.11.06

イベント「0才からのジャズコンサート」

11月6日(水)
                                                                                                                                                                                NewYorkで活躍するピアニストによる赤ちゃんから大人まで楽しめる本格ジャズコンサートです。


2019.11.16

小松左京展―D計画―関連イベント

朗読会「左京と宇宙をさまよう―戦時少年が『日本沈没』を書くまで―」

世田谷を拠点に活動するサークル・声を楽しむ朗読会が、小松作品に挑みます。


2019.11.17

吉田篤弘の〈ロンリー・ハーツ読書倶楽部〉第2回

作家の吉田篤弘さんによるシリーズ企画です。
毎回1冊自著を取り上げ、その作品の背景や、知られざるエピソードなどについて語ります。
今回取り上げるのは、映画化もされた代表作、『つむじ風食堂の夜』です。




Select Language
>閉じる