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どこでも文学館 2021 活動報告

2022.03.30

世田谷文学館「どこでも文学館」事業は、「いつでも・どこでも・だれでも参加できる」を活動方針として、「地域に根差した文学館」となることを目指し、地域と共働しながら普及事業を実施しています。

館内外で行うワークショップなどを地域交流催事、図書館や小中学校での出張展示を地域交流展示と位置づけ、「地域の子ども」「地域のおとな」「博物館」を積極的につなげながら幅広い層と地域への浸透を図っています。

今年度、地域交流催事は、オンラインで10回、リアルで6回開催しました。オンライン開催は、文学館から離れた地域にお住まいの方や、時間の都合でご来館できない方も参加しやすい利点があり、リアル開催は、保護者といっしょに参加できる利点があります。それぞれの特性を活かしつつ、開催内容や対象年齢、感染対策を考慮した上で、オンラインかリアルか催事の開催方法を検討しました。また告知や実施内容の紹介等は、チラシやホームぺージの他に「【公式】世田谷文学館 YouTube チャンネル」を開設し、区外の方へも伝わるよう実施しました。

地域交流展示では、運搬と展示がしやすくなるよう改善した展示キットを使って、本格的な全国展開を開始し、区内外の公共施設で延べ44回の展示を実施しました。また、新規製作として「若草物語-Litte Women」や、谷口ジロー展の会期に合わせて「シートン動物記」を製作し、出張展示キットの充実を図りました。

昨年度に続き本年度も、コロナ禍により対面での事業を絞らざるを得ませんでしたが、一方で、オンラインでの活動が多くなったため、参加者の層と地域はさらに拡がりました。これを機に、もっと「いつでも・どこでも・だれでも」参加できる事業展開を心がけ、活動してまいります。

 

これらの活動をまとめた「どこでも文学館 報告書 2021」(PDF版)は、こちらからダウンロードできます。

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